witness me
[murmur]発信するということ
あ、お分かりと思いますがマッドマックス見ました。今更ちゃん。
マッドマックスはマッドマックスでおもしろかったけど、今日はその感想を書くわけではないのです。
発信するということは、エネルギーが要ることです。
特に引きこもりなわたしみたいな人間にとっては、心に思ったことをTwitterに書き出すだけでもエネルギーを消費します。
もちろん受信することに尋常ではないエネルギーを消費することもありますが、それは比較的稀であって、発信という行為が要するエネルギーとはまったく割りに合わないと考えています。
受信するためにエネルギーが要る作品は、それ以上に発信時にエネルギーを消費しているでしょう。
だから、発信側はいつも反応を求めます。
自分が使ったエネルギーに対し、誰かが同じようにエネルギーを使ってくれたことを確認したいから。
ふぁぼ(いいね!になったんですかね?)、RT、スター、楽ですね。
Web拍手、リプライ、ちょっとしんどくなってきました。
ask、メール、かなりのエネルギーが必要です。
自分もたしかに、ここ最近人の発信に対して反応していません。
なぜって、やっぱりちょっと疲れるから。
わたしみたいに、引きこもりなのに、発信しないと生きていけない人もいます。
エネルギーを使って発信して、エネルギーがカラカラになっても発信しないと生きていけない人。
そんな人は自分の発信にエネルギーを割いてしまいますね。
だって一人へのリプライは、その人が無視したら終わりですが、大人数への発信は、誰かがエネルギーを割いて反応してくれるかもしれないから。
ふぁぼ、RT、スター、素晴らしい文化だと思います。
だって、エネルギーをそれほど割かずに反応を伝えられる。
Web拍手やリプライよりも件数をもらえるから、発信元も満足感を得られる。
素晴らしい機能です。
発信するのに10エネルギーを使って8エネルギー返ってきたら、次は同じものを作るために2エネルギーだけ追加したらいい。
そんななかで。
誹謗中傷は、自分のエネルギーを使って人のエネルギーを削り取る行為です。
10エネルギー使って発信したもの、5のエネルギーで誹謗中傷されたら、15のエネルギーを使ったことになる。
8エネルギーが返ってきても、7エネルギー追加しないと次の作品は作れない。
圧倒的ジリ貧です。どうしようもない。
反応をもらえればいいわけではありません。
無視は何よりも辛いというけど、それはリアルの話。
ここはオンライン、架空の空間、虚構、アイドルと一緒です。
そしていつも悔いるのは、受信するだけで発信をしてこなかったわたしのような人間なのです。
ああもっと反応していれば。発信に発信で返していれば。
人の心を打つ発信者というのは確かに存在して、その人がエネルギーを削られ続けることで発信できなくなってしまうのは、とても寂しいことです。
でもそうなってしまったら、もう一介の受信者ではどうしようもないのです。
ここに報酬が発生していれば違ったんですが。
ここはオンライン、架空の空間、虚構、アイドルと一緒。
風の前の塵に同じ、です。